4月 282015
 

このサイト、Tokyo workshopを立ち上げたのは2004年6月でした。それからもうすぐ12年目に入ろうとしています。

12年も同じサイトを運営していると、いろんなことを学ぶことになります。最初に学んだのは、サイトを立ち上げると環境ができてくるということ。

どういうことかというと「他人のやっているワークショップを紹介したところで、何の利益もないのによくやるね」とはじめのうち言われました。僕もそう思っていました。でもあったら役に立つだろうとそういうサイトを作ってみたのです。本当に「作ってみた」という感じです。ところが、しばらくたつと状況が変わっていきます。人がどんどんとやってきて、いろんな書き込みが増えていきました。当然リンクの数も増えていきます。するといつの間にかgoogleやyahooで簡単に検索されるようになったのです。あれよあれよとアクセス数が増えていきました。「ワークショップ」と検索するとこのサイトがヒットするので、ワークショップに興味のある人がどんどんと訪れました。利益がないのに忙しかったです。(笑) ところが、それによってわかったことがありました。誰かのためにホームページを作ってあげて、ちょっとだけTokyo Workshopにリンクするだけで、そのサイトは検索にかかりやすくなったのです。それで「サイトを作る」という新しい仕事ができるようになりました。

いくつかのサイトを作りましたが、その専門家ではないので、あまり告知はしませんでした。知り合いが知り合いを紹介してくれるだけです。なにしろ専門家ではないので、欠けたところがいくつかありました。それでもいいと言ってくれる方のサイトを作りました。

そうすると、コミュニケーションしているうちに、相手の欠けているところも見つけるようになりました。そこを補うことが仕事になります。サイトを作ったおかげで、クライアントとマーケティングの話などもするようになりました。もともと広告関係に勤めていたし、マーケティングの本も書いているので、いつのまにかコンサル的な仕事もするようになりました。こうなってくると、いろんな仕事が発生します。きっとそれを専門的にやったらかなり儲かったでしょう。でもしませんでした。僕のスタンスは「もの書き」だからです。

このサイトを作り、世界がワークショップ化していっているように感じました。もちろん、僕の主観ですから、どれほど正しいかは知りませんが、人とうまくつながりコミュニケーションを取っていると、自分ができる何かが見えてきて、それが仕事になるのです。

僕たちの社会は専門家の分業制になっています。だけど僕は、その専門家の分業制になじんでいません。あるときは文章を書き、あるときはサイトを作り、あるときはコンサルをして、あるときは音楽を作ります。あるときはワークショップを運営し、あるときは企画をし、あるときは飲んで騒いで生きてます。いつの間にか僕のまわりはワークショップ的文化が根付いてしまいました。

すべての人がそんな生き方をするべきだとは思いませんけど、これはこれで楽しいものです。

あなたも、ワークショップが何かを学ぶことで、臨機応変な人生を手に入れませんか?

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